（１）有限責任

「有限責任」とは、出資者は出資した財産の範囲内に限って責任を負います。 たとえ会社が多額の債務を負ってしまい会社財産だけでは返済できなくなった場合でも、出資者個人の財産を提供する必要はないということです。

（２）信用度が高い

厳格な法律にもとづいて運営されている会社は、個人事業にくらべると信用度が高くなると言えます。 実質的には個人事業であったとしても、会社組織にすると比較的信用度が高いものと評価されます。

（３）税金負担が軽減

・個人の所得税が超過累進税率であるのに対し、法人税は比例税率であること ・役員報酬とすることで所得分散が可能となること 上記の２点からも会社経営のほうが税金の負担を軽減できます。

（４）社会保険が個人事業に比べて充実

健康保険や厚生年金などの社会保険に加入でき、また、保険料の半額を会社負担とすることが可能であるため、その額が損金として法人税の対象外となります。

（１）法律を守る必要性

各種の届出や手続が必要になる為、金銭的・時間的コストが発生します。

（２）経理の記帳や税務手続が煩雑

個人事業とは異なり「貸借対照表・損益計算書などの決算書類の作成」や「複式簿記による記帳」が求められます。